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富士ゼロックス 製品デザインを効率化する「色統一サービス」 年間40億円の売り上げを目指す
2014/06/19 19:15
週刊BCN 2014年06月16日vol.1534掲載
チーム長
デバイス開発本部イメージングプラットフォーム開発部の酒井典子チーム長は、「RGBワークフローカラーマネジメントサービス」開発の背景を、「複合機のお客様からは、『印刷物とモニタの色が合わない』という相談を受けていたが、ハードに依存せずに統一したカラーマネジメントができるソリューションやサービスはなかった。大型ディスプレイから印刷物まで、どんな表示方法でも色の見え方を統一する技術・サービスが求められていた」 と説明する。
「RGBワークフローカラーマネジメントサービス」は、富士ゼロックスが開発した「トータルカラーマネジメント技術」をベースにしている。これは、非線形変換によって、異なる機器で表示する色を統一した色味に補正する独自技術だ。同社デザイン部門の実証実験では、従来半日かかっていた色調整が一回の作業で終了し、さらにモックアップ作成費用が5割削減できたという。
サービス自体は、技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Professional」を取得したSEが担当。社内の400人の技術者が、順次サービスに対応していく。販路は、当面は富士ゼロックスとグループの販売会社が全国をカバーする。
なお、インクジェットプリンタについてはマルチベンダーで対応するが、レーザー複合機は富士ゼロックス製品の導入が前提となる。(本多和幸)
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