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中国政府、国内銀行のIBM製サーバーを撤去か
2014/06/02 19:15
ブルームバーグは、中国人民解放軍の将校5人が米企業のコンピューターに不正侵入して機密情報を盗んだ罪で米司法省に刑事訴追されたことに対する中国政府の報復措置の可能性があると報じている。すでに5月16日には、中国政府が政府機関で使用するPCにマイクロソフトの最新OS「Windows 8」のインストールを禁止する通達を出している。
さらにブルームバーグは、5月28日、中国サーバーメーカーの浪潮集団が、米IBMから顧客を奪うための販売促進活動を開始したと報じた。浪潮集団は、中国市場でIBMからシェアを奪うキャンペーン「IBMから浪潮へ」を打ち出しているという。
本件が日系IT企業のビジネスに与える影響について、前出の総経理は、「こうした通達はこれまで何度も出されており、はたして本当に市場に影響があるのかは疑問」とした。IBM中国と競合関係にある別の日系IT企業の幹部は、「どこまでの範囲で影響が出るかはわからないが、協業ビジネスが大きく伸びることは期待しにくい」としている。(上海支局 真鍋武)
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