ニュース
クオリカ上海、ソリューション事業の売上高が前年度の3倍に急成長
2014/05/23 18:45
ソリューション事業の主力商材は、製造業向け生産管理システム「AToMsQube」と、外食産業・飲食業向け店舗・本部支援システム「TastyQube」の二つ。ともにSaaS型のサービスとして提供している。課金制で初期費用が抑えられることや、3か月程度という短期で導入できることがユーザーに受け入れられ、日系企業を中心に「AToMsQube」は約50社、「TastyQube」は約1800店舗が利用。水沼総経理は、「『AToMsQube』に関しては、受注が多すぎて導入が間に合わない状況だ」と笑みをみせる。
今年度は、ソリューション事業の売り上げを20~30%積み増しする計画を立てている。「これまでの解約率は0%だが、やみくもに顧客の数を拡大するのではなく、お客様に満足して使っていただけるよう、サポート体制を強化する。お客様に使いこなしていただき、しっかりと経営改善の成果を出してもらいたい」(水沼総経理)という方針だ。
また、現在はほぼ直販だが、今後は代理店経由の販売にも力を入れる。日系・中国系の販売パートナーを育成して、クオリカ上海は顧客サポートを充実させていく構想を立てている。(上海支局 真鍋武)
- 1
関連記事
佳能信息系統(上海)、ネットワークカメラソリューションが好調、新サービスの開発も
新日鉄住金軟件(上海)、中国でクラウドITインフラサービス「absonne for china」を提供
恒川システム(上海)、日本に新会社を設立、中小メーカーの中国進出をサポート
NTTデータ、中国・江蘇省の無錫NTTデータを完全子会社化、中国事業の一体運営で営業・開発体制を強化