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スターティア上海、日中間のインターネットを高速化するサービスが好調
2014/05/23 18:45
「マネージドゲート」は、日中間のインターネットを高速化する専用ルータのレンタルサービス。中国のインターネット接続サービスは回線そのものが細く、日本とのアクセスは複数の経路をたどるために、日中間の通信スピードは遅いのが一般的。
「マネージドゲート」は、中国大手キャリアの海底ケーブルを通じて接続することで、高速通信を実現した。柴田総経理は「当社の調査では、一般的な日中間インターネットの速度は0.4Mbps程度。『マネージドゲート』は、少なくとも5Mbpsの速度で通信できる」とアピールする。
価格は、初期費用が6000元からで、月額費用が1ユーザーあたり500元。柴田総経理は、「日中間のインターネットが遅いことがあたりまえになっていて、改善できることを知らない日系企業は多い。ポテンシャルは大きい」と期待を込めて語る。
スターティア上海は、「マネージドゲート」で事業基盤を安定させた後、自社開発の電子ブック作成ソフト「ActiBook」を中国のローカルマーケットに向けて拡販する方針だ。(上海支局 真鍋武)
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