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新日鉄住金軟件(上海)、中国でクラウドITインフラサービス「absonne for china」を提供
2014/05/16 18:45
NSSOLが日本で提供している「absonne」の中国版。パートナー先の中国ローカルIT企業のデータセンター(DC)を活用して提供する。東條総経理は、「中国での利用を想定して過剰な機能をそぎ落とすなどして、高品質ながら低価格で提供できるようにした」とアピールする。
IaaSだけでなく、アプリケーションを組み合わせたSaaS型での提供も実現。「これまで手がけてきた案件をもとに、人事管理やワークフローなどのテンプレートを20種類ほどつくり込んでいる。これらと『absonne for china』を組み合わせて提案していく」(東條総経理)という。システム環境の構築に時間がからないことで、「商談時にお客様の目の前でトライアル環境を立ち上げて、その場で試してもらうことができる」という。
新日鉄住金軟件(上海)は、サービス開始に先駆けて、3月14日に中国の統括会社・投資会社向けに「absonne for china」を紹介するセミナーを開催し、約100人を集客。東條総経理は、「セミナー終了後には、お客様から『さっそく使ってみたい』とお声がけいただいた」と、立ち上がりに期待を込める。価格は月額1000元から。初年度で30社への提供を目指す。(上海支局 真鍋武)
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