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ピー・シー・エー 業種特化の消費税計算・申告書作成ソフト 非営利法人の複雑な処理に対応
2014/05/15 18:45
週刊BCN 2014年05月05日vol.1529掲載
専務取締役
同社の従来の非営利法人向け財務会計ソフトのユーザーからは、消費税計算や申告書作成を効率化する機能の実装を求める声が高まっていた。「PCA消費税」は、そうしたニーズに応えた製品だ。
最大の特徴は、公認会計士で公益法人協会の監事を務める中田ちず子氏の監修の下、同氏が独自に考案したワークシート方式の特定収入の処理プロセスをシステムに組み込んだことだ。折登専務はこの協業について、「中田先生は非営利法人会計分野の第一人者で、特定収入の集計を消費税申告書作成時に関連づけるワークシート方式は、実務の現場でも高く評価されている」と話す。また、製品企画を担当した営業本部戦略企画部プロダクト企画グループの田邨公伸係長は、「ユーザーは、数字だけ入力し、出てくるメニューに沿って処理すれば、簡単に申告書を作成することができる」と、メリットを強調する。
係長
また、今秋にはクラウド版をリリースするが、「もともと当社の公益法人ユーザーはクラウド版を利用する比率が高く、他社製品との大きな差異化ポイントになる」(田邨係長)と、ユーザー拡大の起爆剤としての役割を見込んでいる。複数の拠点をもつ大規模な非営利法人でも、各拠点ごとにサーバーメンテナンスなどを担当する専任の人員を確保するのは難しいため、大口ユーザーの獲得も狙う。(本多和幸)
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