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恒川システム(上海)、日本に新会社を設立、中小メーカーの中国進出をサポート
2014/05/13 18:45
2003年に設立した恒川システムは、約30人の従業員を抱え、中国に進出している日系企業向けに、ECサイト構築や基幹系システムなどの事業を展開している。顧客はすべて日系企業で、約10社と長期契約を結んでいる。過去4年間は、ローカル企業の開拓にも取り組んだが、上川代表取締役は、「日系企業と比べて見積額が小さいなど、障壁は大きいとみて考えを改めた。現在は日系企業の開拓に特化している」という。
新会社のグローバルコマースは、これから中国での製品販売を検討する中小の日系メーカーを対象に、市場調査などのサービスを提供。「製品の市場動向や競合関係、適正価格などの調査だけでなく、テスト販売も支援する。さらに、現地での販売代理店となりうるEC企業との契約代行も提供していく予定だ。すでに、いくつかの現地EC企業とは、その交渉を進めている」(上川代表取締役)という。
上川代表取締役は、「中国では、食品や肌に直接触れる薬品など、とくに生活上の安心・安全に関わる商材の需要が高い」とみて、こうした製品を提供する日系中小メーカーと中国EC企業とのやりとりの窓口として機能させていく。(上海支局 真鍋武)
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