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KCSS、中国で販売管理業務パッケージを独自開発、日系流通・小売業向けに拡販

2014/04/24 18:45

【上海発】京セラコミュニケーションシステム(KCCS)グループの海外子会社、京瓷信息系統(上海)有限公司(KCSS、中井一夫総経理)は、中国でのシステム開発で蓄積したノウハウをもとに、販売管理業務パッケージ「GROW PBS」(仮称)を開発した。中国に進出する中小の日系流通・小売業をターゲットに拡販する。

中井一夫総経理

 日本語と中国語に対応し、中国で多くの企業が採用している用友ソフトや金蝶国際ソフトグループの会計ソフトと連携するUI(ユーザーインターフェース)を備える販売管理業務パッケージ。「中国に新しく工場を設ける日系製造業は少ないかもしれないが、販売先として中国市場を開拓しようと進出する企業は、今後も拡大する」(中井総経理)と予測して開発した。

 オンプレミス型とクラウド型での提供を検討中で、「まずは2~3社に導入してもらい、細かい要望を取り入れたうえで、本格的に提供していく」(中井総経理)方針だ。KCSSは、4月にERP(統合基幹業務システム)を専門に扱う部隊を設置し、すでに「GROW PBS(仮称)」の営業を開始している。将来は、人事管理や生産管理の要素もこれに取り込んで、ERPとしての販売を検討している。(上海支局 真鍋武)
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外部リンク

京瓷信息系統(上海)有限公司=http://www.kcss.com.cn/