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広島工業大学の「仮想デスクトップ教育基盤システム」が稼働、日立のクラウドソリューションを活用
2014/04/14 18:45
「仮想デスクトップ教育基盤システム」によって、学生は学内のPC教室や自習室など、さまざまな教室に設置した650台のシンクライアント端末から、必要なOSやソフトウェアを搭載した仮想PC環境をいつでも利用することができる。システムでは、3次元CADソフトウェアなど、従来VDIでの動作が困難だった画像処理が必要なソフトウェアも利用でき、授業などで効果的に活用されている。
システム管理者は、ソフトウェアのインストールやOSの入替えなどをサーバー側で一括して行うことができる。これによって、例えばWindows XPのサポート終了に伴う対応が短期間で完了するなど、効率的なシステム運用を実現する。さらに、ITリソースの柔軟な割当てができるので、例えば需要のピークに合わせて新たにPCを購入することなく高性能のPC環境を一時的に増加させるなど、ITコストの最適化を実現する。
システムでは、ヴイエムウェアの「VMware Horizon View」を用いてVDIを実現。サーバー仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」によってサーバー群の仮想化・集約を行った。
広島工業大学は、今後、学生がPCやタブレット端末を利用して、自宅などの学外でアクティブ・ラーニングができるよう、学内と同様の環境を整備していく。
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