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日立ソリューションズ、「活文Photocode」を適用した実証実験を英国で実施
2014/04/10 18:45
日立ソリューションズは、2012年4月から、電子透かし技術を利用して画像に2次元コードを埋め込み、スマートフォンやタブレット端末の専用アプリケーションで読み取ったユーザーを、特定のウェブサイトに誘導する「活文 Photocode」を提供してきた。これによって、印刷物とデジタルコンテンツの連携が実現する。
今回、ケンブリッジ大学出版局と合弁で設立したグループ会社、ケンブリッジ・日立ソリューションズ・エデュケーションと共同で、ケンブリッジ大学出版局の英語筆記学習教材『Penpals for Handwriting』の最新刊『Penpals for Handwriting at Home』で、「活文 Photocode」の実証実験を実施する。
『Penpals for Handwriting at Home』は、3~5歳の幼児がアルファベットの書き方を自宅で学ぶ学習帳。実証実験では、学習者は各ページに印刷された画像をスマートフォンやタブレット端末の専用アプリケーションで読み込むことで、アルファベットの書き方やかたち、発音を動画で確認できる。
教材の紙面とデジタルコンテンツをスムーズに連携させることで、従来より適切でわかりやすい学習方法を提供することができ、教材の価値を向上させることができる。専用アプリケーションは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできる。
今後、ケンブリッジ・日立ソリューションズ・エデュケーションは、App StoreやGoogle Playのダウンロード数やレビューの内容、実際の利用者へのヒアリングによって効果測定を行い、教育分野以外の出版物での活用法も検討する。また、日立ソリューションズは、実証実験のノウハウや結果をもとに、出版物や放送・動画コンテンツなどの価値向上を提案していく。
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