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「kintone」クラウドで全国初のOEM、タイムコンシェルがサービス化
2014/03/24 18:45
「地方から全国展開する足がかりをつくる」と、「kintone」を基盤とするクラウドサービスの拡大に自信をみせる福島元幸社長
2002年に創業したタイムコンシェルは、既存のデータベースやクラウドにも連携するアラートマネジメントシステム(汎用通知ウェア)「TIME CONCIER」という業界唯一の製品・サービスを開発・販売している。13年4月には、サイボウズのオフィシャルアライアンスパートナーになり、クラウド型データベース「kintone」の採用を決めた。
「クラウドコンシェル」は、既存のデータベースやクラウドに連携するアラートマネジメント「TIME CONCIER」と、Googleカレンダーやメール配信、帳票システム、BI(ビジネス・インテリジェンス)などで構成。「kintone」で連携すれば、他の製品・サービスを自由につなげられるクラウド総合サービスだ。
最小構成のサービス料金は、提供開始に伴うキャンペーンで、CRM(顧客関係管理)がユーザー数無制限の月額8000円、「kintone」が1ユーザー月額880円。福島社長が「クラウド入門者から情報システム部門まで、幅広く利用できる」と語るように、初期導入費を抑えて簡単にクラウドを利用できる。
具体的には、CRMを中心にSFA(営業支援システム)のデータを一元管理できるほか、顧客との関係性(潜在客/見込み客/既存客/固定客)に応じた情報をすべて記録できる。ユーザー企業の従業員なら、社内のパソコンや社外のスマートデバイスで、「誰でも簡単に、安価に貴重な顧客カルテを作成できる」(福島社長)。
タイムコンシェルは、サイボウズの協力を得て、クラウドサービスを扱う意向をもったITベンダーを募り、OEM供給する。福島社長は「すでに、『住宅地盤業界特化型案件管理システム』と名づけた業界初のクラウドサービスを提供し、多くの顧客を獲得した。業種特化型で、一度に複数の業界を獲得できるソリューションとして販売できるITベンダーに提供したい」と話す。(谷畑良胤)
(詳細は『週刊BCN』4月7日号に掲載)
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