ニュース

Talend OSSのデータ統合を日本に広める 無料ダウンロードでユーザー開拓

2014/02/27 18:44

週刊BCN 2014年02月24日vol.1519掲載

 Talend(有延敬三社長)は、OSS(オープンソースソフトウェア)ベースのデータ統合を日本市場に広めようとしている。基本的な機能を無料でダウンロードできることを武器にユーザーを増やしていき、そのユーザーに対する有料サービスの提案に力を入れる。

有延敬三
社長
 同社は、データ統合やアプリケーション統合、ビジネスプロセスの統合によって、ユーザー企業内の情報資産を効率的に活用することを目的とするソフトを開発している。日本法人の設立は2010年9月。ユーザー企業として、これまで金融機関や製造業を中心に200社程度を獲得している。有延社長は、「中堅企業や大企業の導入が多い」という。11社の販社を通じてユーザー企業を開拓している。

 ユーザー企業の開拓策として進めている無料ダウンロードできるサービスは、最近になって1か月平均で1500のダウンロードがあるという。「今後は、ダウンロードしたユーザーに対して有料の運用管理機能を提案してユーザー企業を増やしていく」としており、今年度(2014年12月期)売上高を前年の2倍に引き上げる。(佐相彰彦)
  • 1

関連記事

Talend、オープンソースの統合基盤ソフトをApacheライセンスに移行

富士通SSL、Talendと販売契約、OSSベースのデータ統合製品を発売

Talend、Hadoop YARNをサポートする統合基盤ソフトの最新版

外部リンク

Talend=http://jp.talend.com/