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日本IBM 2014年のソフトウェア事業戦略を発表 SMACSがすべての基本に
2014/02/20 18:44
週刊BCN 2014年02月17日vol.1518掲載
専務執行役員
ソフトウェア事業本部長
具体的なSMACS対応の例については、グループウェア「Lotus Notes/Domino」にソーシャル機能を強化した「Notes/Domino Social Edition」、データベースの「DB2」にインメモリ技術を活用したハイブリッドDB「DB2 BLU Accelerator」をラインアップしたことなどを紹介。また、エンドポイントセキュリティの「Trusteer」など、従来パートナーシップを結んできたベンダーとは異なる企業を買収し、SMACSをキーワードにして、製品のポートフォリオを拡充していることを説明した。
人材育成については、今年1月にクラウドとビッグデータをテーマにして、全営業社員向け研修を行った。2月には、SMACS全体をテーマに全ソフトウェア事業本部社員向けの研修を行うほか、3月以降、社員向けと同様の教育プログラムを、パートナー向けにも展開していく。マハジャン専務は、「日本IBMのソフトウェア事業は非常に好調で、競合からシェアを奪っている状況。パートナービジネスを強化してきた成果といえる。大手SIerを含めて、日本のパートナーには当社ソフトウェア製品を高く評価してもらっているので、SMACS対応についても、積極的にパートナーの教育に投資していきたい」と話し、パートナーとの連携をさらに強化していく意向であることを強調した。
IBMソフトウェアのクラウド化では、「PureSystems」のさまざまな設定を自律的に調整する仕組みである「パターン」の技術を、高機能パブリッククラウドのIaaS「SoftLayer」にも適用し、ハイブリッド・クラウドを提案する。(本多和幸)
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