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富士通研究所がグローブ型ウェアラブルデバイスを開発、タッチとジェスチャで現場作業を支援
2014/02/18 18:44
倉庫業務、保守点検などの現場作業を支援する法人向けグローブ型ウェアラブルデバイス。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やイヤホンなどと組み合わせて使用する。作業員が対象物にタッチすると、NFCタグリーダーによって関連した作業支援に関する情報を提示。これによって、作業選択のミスや手間を軽減する。端末を直接触れることなく入力操作ができるので、高所での作業や道具を使用する作業など、姿勢を変えることが難しい場面での作業を効率化する。
タッチした瞬間だけNFCタグリーダーを起動する指先の接触センサによって、バッテリは9時間稼働。ジェスチャー認識技術は、手の甲を反らせる背屈という動作を採用することで、認識率98%を実現している。
ヒューマンインタラクション研究部の村瀬有一主管研究員は、「実世界のモノへのタッチ行動をきっかけに情報を取得し、作業姿勢のまま、その場で手のジェスチャによる入力操作ができるグローブ型ウェアラブルデバイスを開発した。実証実験などを経て、2015年度(16年3月期)中の実用化を目指す」と目標を語った。
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