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BCNとソフトバンクBB、「ワークスタイルの変革」をテーマにセミナーを開催
2014/02/10 18:45
冒頭、「東京五輪までに企業システムはどう変わるか、変えるべきか~IOT時代のワークスタイルの変革を展望する~」と題して、『週刊BCN』の谷畑良胤編集委員が講演。調査会社の最新データや有識者の発言などを引用しながら、「クラウド」「ビッグデータ」「スマートデバイス」「IoT(Internet of Things)」などのITトレンドに則って、ユーザー企業の“攻めのIT投資”が進んでいくことを説いた。
谷畑編集委員は、「IT企業は、顧客から依頼されたものだけを提供するのではなく、顧客の先にいるお客様を見据えた提案をすることが重要だ。例えば、コンビニにPOS端末を販売した際には、そこで働く従業員がスマートデバイスを活用して他店舗の情報を入手できるような仕組みを提案したり、コンビニに入ってきたお客様に対して、O2Oの仕組みを活用してサービスポイントを付与することを提案したりするなどしてほしい」と述べた。
続いて、ソフトバンクBBの担当者2人がセッション。まず、コマース&サービス本部ビジネスソフトウェア統括部ソフトウェアビジネス支援課の齊藤主典氏が、「Office 365で実現するワークスタイル変革とは~パートナー様視点で提案メリットを説明します~」と題して講演した。
齋藤氏は、「Office 365」を利用するメリットについて、「クラウド上にデータを保存するので、PCが故障した際にもデータを消失することがない。人為的に削除した際にも、バックアップからデータを復元できる。また、いつでもどこでも利用できるので、災害など緊急時でも在宅勤務が可能だ。メールをスマートフォンやPCで確認したり、ブラウザ経由でファイル共有したり、外出先からでもウェブ会議に参加したりできる。『Office 365』を活用している企業と、そうでない企業とでは、事業継続やコスト削減、ワークスタイル変革の実現度の差は歴然」とした。
さらに、パートナーが卸売販売できる「Office 365」関連のソリューションとして、専用アドオンソリューションと導入支援メニューを紹介。オンプレミス版「Office 2013」の購入者に対して、「Office 365」の一部機能を提供する「Office 365ついてくるキャンペーン」や、複数年契約をすれば特別価格で「Office 365」を提供する「おまとめ Office 365 キャンペーン」などのキャンペーンをアピールた。
次に、コマース&サービス本部ビジネスソフトウェア統括部ソフトウェアビジネス支援課の門内充氏が、「Windows XP移行提案 PC導入だけで終わっていませんか? タブレット導入時に合わせて提案したい、ソフトバンクBBの新しいWiFi&VPNソリューションのご紹介」と題して、2月1日に提供を開始したソフトバンクBBの最新ソリューション「BBWorksかんたんWiFi/かんたんVPN」を紹介した。
門内氏は、「文字通り、簡単なことが特徴。3ステップでWi-Fi/VPN環境を構築して、クラウド上のセンターから管理する法人向けのアウトソーシングサービスだ。アクセスポイントとルータをサービスとして提供するので、ユーザーには機器購入の費用がかからず、コストを抑えることができる」とアピールした。
また、「BBWorksかんたんWiFi/かんたんVPN」の提供を開始した背景について説明。「過去に経験した失敗を生かした。ある大学にiPadの導入を検討してもらっていたが、その大学はWi-Fi環境を構築していなかったので、機器の購入に多額の費用がかかることになってしまい、導入がうまく進まなかった。そこで、機器をサービスとして提供することを考えた。これなら、端末もサービスも提供できる」と事例を交えて説明した。
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