ニュース
東洋ビジネスエンジニアリング 海外拠点向け「MCFrame」でビジネスを拡大 SaaS版の提供も近く開始
2014/01/30 18:40
週刊BCN 2014年01月27日vol.1515掲載
コンサルタント
拡張性の高さも特徴で、上位バージョンである「MCFrame CS」に、データ移行なしでアップグレードすることができる。また、多言語・多通貨・多会計基準対応の海外法人向け会計システム「A.S.I.A.」との標準インターフェース機能も備え、生産・販売管理、原価管理に、会計管理も含めたワンストップソリューションとしての提供も可能だ。
プロダクト事業本部プロダクトサービス本部コンサルティングサービス部の伊与田克宏コンサルタントは、「MCFrame CS Start-UP Edition」開発の背景について、「『MCFrame』の海外法人への納入は、ここ数年で急激に伸び、2013年度は前年比200%程度になる見込みだ。しかし、数もボリュームもまだ小さいので、現場のニーズにいっそう応えるための製品を提供して、売り上げを拡大したい」と話す。
さらに、販売体制については、「例えばタイの当社拠点は、『MCFrame』のコンサルタントだけで10人程度の人員を揃えている。日本の製造業の有力な進出先であるASEAN地域では、拠点整備、パートナーネットワークとも、着実に構築してきているという自負がある。今回の『MCFrame CS Start-UP Edition』の発売を機に、当社事業拠点をASEAN地域内でさらに増やし、パートナー網の拡大も図る」と説明する。
将来的には、日本企業の現地法人だけでなく、ローカル企業向けにも展開する意向だ。伊与田コンサルタントは、「感覚的にはかなりの引き合いがある。海外売上比率をさらに引き上げるファクターにもなり得る」と期待を寄せる。(本多和幸)
- 1
関連記事
日本企業の海外展開を支えるグローバルERP ~強豪ひしめく市場はどう動く
日本電産マシナリー 中国工場で「MCFrame」を採用 多言語対応などを高く評価
東洋ビジネスエンジニアリング、アジアの生産拠点向け事業が拡大、今夏にはグローバル連結経営製品を発売
<燃えよユーザー会 ~もっとITを有効活用したいユーザー企業へ~> ユーザー会も海外展開の時代へ ――MCFrameユーザ会