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ポリコムジャパン “ビヨンド東京”を開拓 地方に拠点新設
2014/01/09 18:44
週刊BCN 2014年01月06日vol.1512掲載
地方市場の開拓に力を入れる方針を打ち出したのは、2013年4月にポリコムジャパンのトップに就任したフェゼック社長だ。就任後、「いろいろな地域に足を運んで、お客様や販売パートナーと話して、ビデオ会議システムの活用シーンをわかりやすく説明しながら、当社製品の優位性を訴求した」という。14年は、地域に営業拠点を新設し、販売パートナーやユーザー企業に近い所でプレゼンスを示すことによって、案件の獲得を図る。
調査会社のシード・プランニングは、ビデオ会議/ウェブ会議/音声会議の三つを合わせた国内市場は、12年の420億円から16年までに517億円に拡大すると見込んでいる。ビデオ会議では、ポリコムジャパンがトップシェアを握っていくという。しかし、首都圏の市場が成熟していることや、成長に沸くアジアと比べて日本事業の成長が鈍いことから、ポリコムジャパンのビジネス展開のテコ入れが急務だとされた。
こうした情勢のなかで、フェゼック社長は、地方市場を攻めるほかに、販売体制の強化を掲げている。複雑化しているビデオ会議システムの構築力を高めるために、販売パートナーに向けた情報提供や技術トレーニングを徹底していくという。現在、米国本社の専門家チームをアジア諸国に配置しており、今後は、日本でもこういうリソースを活用してパートナー支援を強める。「ハイタッチ営業で案件を獲って、技術力を高くしたパートナーとコラボして構築を行う」(フェゼック社長)という構想だ。(ゼンフ ミシャ)
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