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NEC、クラサバ市場秋葉原店でミドルソフトがメインの特別展示、1月25日まで
2014/01/07 18:44
クラサバ市場といえば、PCなどの端末やサーバーなど、ハードウェアを中心としたショールームの色彩が濃かったが、今回初めてミドルソフトを前面に押し出し、デモを通してそのメリットを体感できる展示を試みた。企画を担当したNECソリューションプラットフォーム統括本部マーケティングコミュニケーショングループの古江直紀主任は、「ハードをみられる場所はあっても、ソフトを体感できる場所はなかなかない。そうした現状に対する問題提起でもある」と説明する。
デモ端末は、展示スペースを有効活用するためにシンクライアントシステムを設置し、2台の仮想サーバーのなかに12台の仮想PCを用意した。さらにネットワークについては、メイン回線に障害が発生した際、バックアップ回線に自動で切り替え、通信を維持するデモも用意。「途切れない通信」を提案している。
展示する製品群は、NECのストレージ「iStorage」とレプリケーションソフトを組み合わせた遠隔バックアップシステムや、セキュリティ対策ソフトの「InfoCage」シリーズ、物理環境と仮想環境の一元管理を実現する「WebSAM SigmaSystemCenter」、人気の高い高可用性ソフト「CLUSTERPRO」など。
さらに、マカフィーのレガシーOS用セキュリティ対策ソフト「Embedded Control」、トレンドマイクロのSaaS型ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス」など、他ベンダーの製品も用意。中島泰宏店長(NECソリューションプラットフォーム統括本部シニアエキスパート)は、「とくに『Embedded Control』などは、サポート終了後もやむを得ずWindows XPを使い続けなければならないユーザーの注目度が高い印象だ」と話す。
こうした展示製品の選定にあたっては、「ソフトやミドルの事業部とも連携し、中小規模のエンドユーザーやパートナー向けの製品に絞って、こちらが売りたいものよりも、お客様が必要としている製品という観点でセレクトした」(古江主任)。その効果もあってか、集客は非常に好調だという。首都圏の販売パートナーやエンドユーザー、SIerの技術者らを中心に、多くの来場者で賑わっている。
中島店長は、「年が明けて、神田明神にお参りした方がふらっと寄ってくださることも多い。気軽にご来場いただければ」と話し、予約なしの来場も歓迎している。(本多和幸)
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