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米アクロニス 日本市場への投資を拡大 人員とマーケティング予算を2倍に
2013/12/12 18:40
週刊BCN 2013年12月09日vol.1509掲載
また、国内シェアをさらに拡大するために、「マーケティングを積極的に進めていかなければならない」として、マーケティング予算についても前年の2倍に引き上げる。「マーケティングの強化は、新規需要の開拓に寄与し、販売パートナーの支援にもつながる」という。さらに、「コンバーシティ」と呼ぶ、パートナー企業が大企業に対してソリューションを創造するために設けているトレーニングを、SMB(中堅・中小企業)も対象とするよう拡大する。ベローゾフCEO自らが1次代理店のディストリビュータのトップと話し合って、リセラーが売りやすい環境を模索しているという。「当社が販売パートナーに対して、どのような支援を行うべきなのかを理解した。具体的なメニューを策定した段階で、チャネルプログラムに組み込んでいきたい」との考えを示す。
ビジネス拡大に力を入れる分野については、主力のバックアップソフトの販売に加えて、モバイルやクラウドのサービス提供を拡大しようとしている。モバイル分野では、ファイル管理関連で「mobilEcho」とファイル共有・同期関連として「activEcho」の最新版を発売。クラウド上でバックアップができるだけでなく、既存の社内ファイルサーバーなどオンプレミス環境にも対応している。クラウド分野では、ホスティング事業者とパートナーシップを深める方針だ。
ベローゾフCEOは、ホスティング向け自動化コントロールパネルのメーカーである米パラレルスの創業者として、ホスティング事業者とのパートナーシップの深耕に取り組んできた。そのノウハウをアクロニスでも生かしていく。(佐相彰彦)
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