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東芝ソリューション、「シニア向け在宅サービス」事業を強化

2013/11/08 18:40

 東芝ソリューション(河井信三社長)は、健康な高齢者(健康シニア)と離れて暮らす子世代をターゲットに、ITを活用した「シニア向け在宅サービス」を発売した。また、サービスとコンテンツの拡充に向けて、T-MEDIAホールディングス、夢の街創造委員会、バンダイナムコゲームス、ヘルスクリックとの協業可能性の検討を進め、11月に協業内容の具体的検討に着手した。

 「シニア向け在宅サービス」は、第一弾として「安心」「健康」メニューを核としたサービスの提供を10月に開始。今後は、協業によって「便利」「楽しみ」サービスとコンテンツサービスの充実を図る。

 T-MEDIAホールディングスが運営するインターネット宅配DVD/CD/コミックレンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」にアクセスする入り口を「シニア向け在宅サービス」メニューに搭載することで、映画やドラマなどの映像や音楽・コミックを簡単に利用できるようにする。今後、映像配信サービスTSUTAYA TV」や音楽配信「TSUTAYAミュージコ♪」など、T-MEDIAホールディングスのさまざまなエンタテインメントサービスを健康シニア向けに提供できるよう、検討を進める。

 夢の街創造委員会では、日本最大級の出前・デリバリ総合サイト「出前館」を「シニア向け在宅サービス」のサービス端末につなぐことによって、ピザ・弁当・中華・寿司・洋食などの食事の宅配やケータリングサービスなど、さまざまなジャンルのサービス申込みができるようにする。

 バンダイナムコゲームスでは、「シニア向け在宅サービス」で「説明書を読まなくても操作できる」「つい何度もやりたくなってしまう」「何度やっても飽きない」などのユーザビリティを高めたインターフェースの実現を目指す。今後は、健康シニアに「楽しみ」を提供するゲームコンテンツの搭載について、共同で検討を進める。

 ヘルスケア事業を行うヘルスクリックでは、健康相談サービス窓口での協業の検討を開始する。ヘルスクリックの健康相談コールセンターで、看護師による健康相談や、「シニア向け在宅サービス」で使用するタブレット端末のテレビ電話機能を使った健康相談などの協業を検討する。

 今後は、タブレット端末を通して収集するバイタルデータをもとにした健康情報とサービス内容を連動させ、例えば体重が増加傾向にある人には、摂取カロリーを抑えたレシピを紹介するなど、ほかにはないサービスやコンテンツ提供の方法を検討する。また、健康シニアがより楽しく便利で快適な生活を支援できるよう、さまざまなサービス企業と連携しながら事業を拡大する。
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外部リンク

東芝ソリューション=http://www.toshiba-sol.co.jp/

「シニア向け在宅サービス」=http://www.toshiba-sol.co.jp/industry/senior/index_j.htm

T-MEDIAホールディングス=http://www.tmediahd.co.jp/

夢の街創造委員会=http://www.yumenomachi.co.jp/index.html

バンダイナムコゲームス=http://www.bandainamcogames.co.jp/