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ATENジャパンとBCN DCのエネルギー管理の課題を探る モーニングラウンドテーブルを開催
2013/10/24 18:39
週刊BCN 2013年10月21日vol.1502掲載
栗田正人
営業本部企画部長
ディスカッションに先立って、DCエネルギー管理市場について参加者同士が認識を共有するために、ATENジャパンの栗田正人・営業本部企画部長が、市場動向を解説した。栗田部長は、「DC事業者の4割が、DCの新設を予定、または検討している。東京五輪の開催も決まり、ITインフラの整備に使われるお金も大きくなるだろう」として、エネルギー管理製品を含むDCへの設備投資の拡大に対する期待感を示した。そのうえで、「ひと口にDCといっても、企業内DC、DC事業者のコロケーションサービス、プライベートクラウド、パブリッククラウドなど、サービスの形態によって資産の所有者も異なり、最適な運用のあり方は変わってくる」と指摘。同社がそうした幅広いニーズに応える製品を揃えていることをアピールした。
講演後、10人の参加者は、2組に分かれてディスカッションし、DCのエネルギー管理で自社がどんな取り組みを進めているか、どんな課題を抱えているか、などについて持論をぶつけ合った。
具体的な課題としては、「東京都内にあるDCは、都の温室効果ガス総量削減義務条例への対応が大変だ」「新規のDCには新しいソリューションを入れられるが、既存のDCには追加の投資がしにくく、エネルギー管理を最適化しようとする際、障害になっている」などが挙がった。これを受け、ATENジャパンの辻智之・取締役営業本部長は、「みなさんの課題を解決し、本質的なコスト削減につながるソリューションの提供を目指していきたい」と結んだ。(本多和幸)
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