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富士通とアニコムが動物病院向けクラウドで協業、「ペットの家族化」を商機に
2013/09/26 18:34
アニコムは、近年、イヌとネコの飼育数が15歳未満の子どもの人数を超え、「ペットの家族化」が進んでいるとみて、ペット病気や感染症、ケガなどを予防・治療する動物医療の質の向上が求められると市場を分析。富士通と協業して、動物病院を支援するクラウドサービスの展開に乗り出す。アニコムのチャネルを活用して販売する。
第一弾として、アニコムのグループ会社であるアニコム パフェが提供する動物病院向け顧客管理ソフトウェア「アニコムレセプター」に、富士通の電子カルテシステムなどを追加し、診療支援や経営支援の機能を強化。クラウド型サービス「アニレセ Fシリーズ」として、今年11月に発売する。
サービスを利用する動物病院は、クラウド上に蓄積したほかの動物病院の統計情報を参照し、最新の治療技術や症例などを共有することができる。また、病気を動画や図解で表現する機能によって、難解な医療の説明を飼い主にわかりやすく説明できるようになる。
両社は、2014年度(15年3月期)をめどに、複数の拠点をもつ病院の経営支援や、地域医療連携支援、診療手帳サービスなどを投入し、サービスのポートフォリオを拡充していく。(ゼンフ ミシャ)
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