ニュース
ウェブルート 販社を開拓してSMBへ拡販 売上高を前年度の2~3倍に増やす
2013/09/19 18:34
週刊BCN 2013年09月16日vol.1497掲載
社長
同社のセキュリティ製品は、ウェブフィルタリングやフィッシング、アプリケーション評価など、クライアント端末を保護するもの。これまではコンシューマ向けにパッケージソフトで提供するのがメインだったが、ワールドワイドで2年前からソフトに搭載していた機能をすべてクラウドサービスで提供することに転換。これを受けて、日本では昨年春から法人事業を本格化することになった。その前までは、法人事業としてNECにOEM(相手ブランドでの供給)で提供するなど、表立って製品を提供するケースが少なかった。伊藤社長は、「SMBへの販売は当社が直販で行っていたが、思うように売り先を開拓することができなかった」と認める。
クラウドサービスによってユーザー企業が安価に導入できる環境を構築したことから、販社の開拓に乗り出したわけだ。
ワールドワイドでは、昨年度の売上高が前年度の約2.7倍に伸び、SMBのユーザーが1年間で3倍に増えたという。日本は、「法人事業は堅調に拡大しているが、SMBを開拓しきれていなかった。販社体制が整ったことで、今年度は前年度の2~3倍に伸ばすのは固い」と自信をみせている。 (佐相彰彦)
- 1
関連記事
ウェブルート・ソフトウェア 法人事業の拡大を図る NECとの業務提携を推進
ウェブルート、企業向けの包括的なクラウドセキュリティソリューション
米ウェブルート・ソフトウェア スパイウェア対策ソフトで日本市場に本格進出 コンシューマ向けに店頭販売開始