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イーフロンティア 3Dプリンタ対応「Shade」に商機 国内の売上高を2倍の規模に
2013/09/05 18:39
週刊BCN 2013年09月02日vol.1495掲載
新しいサービスについては、まず自社サイトのイーフロンティアストアで3Dプリンタ「iModela」と「Shade 3D ver.14」を組み合わせて特別価格で提供するキャンペーンを9月30日まで実施する。また、Shadeの初心者に対して同社があらかじめ用意した汎用イラストをデータで提供。さらに、3Dプリンタユーザーと既存のShadeユーザーを結ぶマッチングサービスの提供も視野に入れている。また、Shadeユーザーが作成した3DCGを印刷業者が3Dプリンタを使って立体造形を提供するサービスによって、Shadeユーザーを増やすことをもくろんでいる。安藤社長は、「さまざまなベンダーとのジョイントでサービス化に取り組んでいきたい」と考えている。
調査会社のシード・プランニングによれば、2012年の時点で1600台規模だった国内3Dプリンタ市場は、コンシューマ向けプリンタの台頭で2016年に約1万6000台までに達するという。安藤社長は、「10倍以上に膨れ上がる市場に対応して、需要を確実に掘り起こす」としている。そして、「今まで1年間で5億円規模だった国内での売り上げを2倍に引き上げる」という計画を立てている。(佐相彰彦)
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