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JBCCホールディングス 東南アジアの事業基盤整備を急ぐ シンガポールを中核拠点に
2013/09/05 18:39
週刊BCN 2013年09月02日vol.1495掲載
取締役
最近は東南アジア市場の攻略に意欲的で、2010年のタイに続き、今年、シンガポールにも現地法人を設置した。「日系企業が多く進出している国を選んで拠点を構えている。タイは、製造業を中心に最もユーザーが多く、グループ企業のリード・レックスが開発・販売する製造業向けERP『R-PiCS』の拡販に成功している。最近は、ベトナムやインドネシア、フィリピンに進出する日系企業も増えており、複数の東南アジア国を網羅する必要が出てきたことから、シンガポールに拠点を設けた。シンガポールを東南アジアの中核拠点にする」(矢花達也取締役)という。
矢花氏は、JBCCホールディングスの取締役だけでなく、タイとシンガポール子会社の社長も兼務。中国を除いた海外事業の統括者として海外事業を指揮する。海外でのビジネスは、日系企業の現地法人を対象とするSIビジネスをメインにする。IBMとのパートナーシップを有効活用するのが基本戦略で、矢花氏は「単独で乗り込んでもうまくいくとは考えていない。地元のIT企業との協業が重要だ。各国のIBMと連携するだけでなく、現地で力のあるIBMパートナーを紹介してもらって協業体制を構築することで、ビジネスの早期立ち上げを図る。それができるのが、私たちの強み」と説明する。(木村剛士)
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