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シトリックス モバイルワークスタイルを普及 EBCで販社に売り方を指南
2013/08/08 18:34
週刊BCN 2013年08月05日vol.1492掲載
「EBC」は、デモンストレーションやトレーニング、ブリーフィングの環境を整えたセンターで、販社やユーザー企業に「モバイルワークスタイル」を理解してもらう場となっている。ワールドワイドでは4番目の拠点だ。キング社長は、「米国のEBCに多くの日本企業が見学やトレーニングに訪れた。そこで、日本でもオープンすることを決めた」としている。
同社では、ユーザー企業がEBCに訪れてモバイルワークスタイルのメリットを理解することに期待を寄せているが、「販売パートナーがスキルを高めることができるように、トレーニングを強化していく」という。販社は現時点で400社に達しているが、モバイルワークスタイルを切り口にビジネスを手がけているのは少数だ。賛同する販社を増やすために、7月には東京、名古屋、大阪、福岡の4都市で「キャラバン」というイベントを実施。「キャラバンに加えて、EBCで販売パートナーにビジネスの拡大につなげてもらいたい」との考えを示す。
同社は、デスクトップ仮想化製品の「XenDesktop」、アプリケーションをオンデマンドで配信する「XenApp」、モバイルデバイスやアプリケーションなどを管理する「XenMobile」で、モバイルワークスタイルが実現できることをアピールしており、これら製品の拡販を図っている。ただ、日本では「オフィスで仕事をする」という文化が根づいているので、製品を販売するだけでユーザー企業がモバイルワークスタイルを実現できるとは限らない。「ユーザー企業のワークスタイル自体を変革しなければならない」と判断している。そのため、トレーニングではユーザー企業に対するモバイルワークスタイルの提案方法も支援していく。(佐相彰彦)
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