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ネットワールド、アクサスの業務システム仮想統合プロジェクトに製品を提供
2013/07/10 18:34
アクサスは、インフラ最適化やコスト削減の一環として、社内で稼働する物理サーバーの台数を削減するためにVMwareの導入に着手。ネットワークストレージの導入が急務だった。同時に、東日本大震災をきっかけに、重要な業務データを保全するための遠隔バックアップ体制も確立することにした。
アクサスのシステムは24時間稼働に近く、仮想化基盤用のストレージは耐障害性の高さが最も重視され、ディスク二重障害からもデータを保護する「RAID-DP」や「Snapshot」などの機能を備えるNetAppのネットワークストレージ「NetApp FAS2220A」を採用。遠隔バックアップは、多額の費用や運用負担をかけることなく、シンプルに運用できるEMCの重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain DD160」を採用した。
現在、アンチウイルスサーバーや資産管理サーバー、ドメインコントローラなどのシステム群を仮想化して「NetApp FAS2220A」のNFS領域に集約。また、ユニファイド機能を生かしてCIFS領域も確保し、ファイルサーバーとして活用している。さらに、「NetApp FAS2220A」の自動診断・監視ツール「Auto Support」が、運用管理負担の軽減に貢献している。
仮想マシンイメージはイメージバックアップを、業務データやファイルデータはデータバックアップを利用して「EMC Data Domain DD160」に保存。重複排除機能によって保存データ容量は約16分の1になり、リモートレプリケーションツール「EMC Data Domain Replicator」を用いて、遠隔地のデータセンターに設置したもう1台の「Data Domain」にコピーしている。
アクサスは、今回のプロジェクトに含まれない業務システムのメールサーバーや各事業部門で稼働しているファイルサーバーなども、費用対効果や利便性なども見極めたうえで集約していく計画。
今回のシステムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンとリコーITソリューションズが行い、EMCとNetAppの組み合わせによるソリューション導入で、両製品に精通したネットワールドの技術支援が高く評価された。
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