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CA Technologies、日本市場に向けた中期経営戦略を発表
2013/06/27 18:31
CA Technologiesは、「プライベート、ハイブリッド、パブリック・クラウド環境とアプリケーションを管理し、セキュリティを保つ包括的なプラットフォームを提供するマーケット・リーダーであり続ける」ことをビジョンに掲げている。日本では、中期経営戦略として「日本IT産業の『縁の下の力持ち』として日本のITインフラの強靭化を支援」することを掲げた。
具体的には、「注力分野に向けた製品・ソリューションの投入」として、同社の「宝の山」であるM&Aと自社開発による製品・ソリューションを市場に投入する。今後、APIの管理とセキュリティを提供する「Layer 7」、アプリケーション開発を支援するサービス仮想化ソリューション「CA LISA」の最新版、継続的アプリケーション・デリバリによって企業のDevOpsを進展させる「Nolio」など、日本のITインフラを支える最先端の技術を用いた製品群の投入を予定する。
「顧客満足度の向上」では、市場やニーズの変化に合わせて品質を向上し、日本の高品質基準を満たす製品を提供する。テクニカル・サポートやローカリゼーションを行うジャパン・テクノロジ・センタ(JTC)では、カスタマ・サクセス・アドボケイトを導入し、ユーザー企業のビジネスの成功に向けて、より強化したカスタマ・サポートを提供する。また、製品分野ごとに担当者を置き、商品企画(プロダクト・マネジメント)機能を強化し、ユーザーの声を製品開発に取り入れて、日本市場のニーズに合った製品を展開する。
「パートナー・ビジネスの拡大」では、システムインテグレータ(SIer)、MSP、OEM、コンサルティングなど、多角的なパートナーシップを拡大し、新規パートナー企業の拡大を図る。既存のパートナー企業に関しては、パートナー・トレーニングや共同マーケティングなどのパートナー・プログラムを増強して提供する。また、パートナー企業とのリレーション構築の機会として「CA Technologies Partner Exchange(CAPE)」を開催。パートナー企業との相互の情報交換と信頼関係づくりによって、パートナー企業とCA Technologiesのビジネス発展だけでなく、日本のIT産業全体の活性化をを目指す。
「社員・地域への取り組み」では、社内のキャリアプログラムとして「Talent Development Program」を導入し、将来のリーダーを育成する。また、2012年にスタートしたCSR活動「花がれき」支援プロジェクトでは、東日本大震災被災地の高校美術部員が描いた作品「花がれき」をデジタル・アーカイブ化するなどで、地域社会に貢献する。
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