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ロードリック・ラピン氏がレノボ・ジャパン社長に復帰、NECパーソナルコンピュータ社長を兼務
2013/06/18 18:34
レノボ・ジャパンの渡辺朱美現社長は退任、NECパーソナルコンピュータの高塚栄現社長はNECパーソナルコンピュータ相談役(エグゼクティブアドバイザー)に就く。2008年10月から12年3月までレノボ・ジャパンの社長を務めたラピン氏が、1年強でトップに復帰することになる。人事の理由について、詳細は明らかにしていないが、トップの統合による意思決定のスピードアップが狙いと考えられる。
Lenovo NEC Holdings B.V.は、11年7月にスタートした「レノボ×NEC」パソコン連合の利益向上が最重要課題。この1年、レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータのオフィスを統合するなど、両社の共同体づくりに取り組んできた。トップの統合によってさらに一体感を強め、シェア拡大と収益率の向上を図る。
ラピン氏は、「今回の人事によって、日本市場での戦略をグループ全体で包括的に立案し、効率的なマネジメントが可能となる。経営のスピードアップによって、パソコン市場でのリーダーの地位を強化する。さらに、タブレットを含めた『PC+(プラス)』市場でもシェアを拡大していきたい」とコメントしている。(ゼンフ ミシャ)
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