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ファルコンSC 認証ツールで公共系の市場を開拓 大学向け案件に手応え
2013/06/13 18:34
週刊BCN 2013年06月10日vol.1484掲載
同社は、今年1月、九州大学の情報統括本部に認証基盤システム「WisePoint Shibboleth(ワイズポイント シボレス)」を納入した。九州大学は、電子メールや電子ジャーナルなど複数のサービスを一度の認証で利用することができるシングルサインオン(SSO)の方式に、学術機関に普及している「Shibboleth」認証を採用。その基盤として、ファルコンSCのシステムを活用している。
同社は、ワンタイムパスワードとSSOの認証ソリューション「WisePoint」などを商材として、これまで、製造業を中心とする大企業を主な取引先としてきた。現在、約280社への導入実績をもっているという。今後は、これに加えて、大学と、インターネットを使うサービス提供を加速している自治体/医療機関もターゲットにパートナーとともに据え、市場の幅を広げる。
ファルコンSCの販売網は、NECネッツエスアイや日立ソリューションズなど、公共に強い大手メーカー系の販社が柱となっている。高橋社長は「パートナーに認証の新しい市場の可能性を伝えて、案件の獲得を促進したい」と意気込みを語る。(ゼンフ ミシャ)
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