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システムインテグレータ 中国事業を強化 3年後に売上高3億円 現地IT企業との協業で達成目指す
2013/06/06 18:34
週刊BCN 2013年06月03日vol.1483掲載
システムインテグレータはパッケージソフトの開発・販売が得意で、ECサイト構築の「SI Web Shopping」と、データベース開発支援の「SI Object Browser」、プロジェクト管理の「SI Object Browser PM」を主力のソフトとしている。設立は1995年で、2006年に東証マザーズに上場した。現在の売上高の大半は日本で獲得したものだが、梅田社長は、創業時から海外事業に高い関心をもっていた。とくに中国市場に積極的で、2008年から中国で営業活動を行っている。中国での基本戦略は、ソフトを中国語に対応させて、中国のITベンダーと販売代理店契約を結んで、現地のIT企業を通じて販売することだ。
EC構築ソフト「SI Object Browser」は、恒川システム(上海)を通じて4年ほど前から販売しており、今年4月には「SI Object Browser」の中国での総販売代理店として大連百易軟件と契約を締結。5月に発売し、3年間で1万ライセンスの販売を目標にしている。また、今後はERP「GRANDIT」やプロジェクト管理ソフト「SI Object Browser PM」を中国で販売する計画もある。
梅田社長は、「中国と日本の政治摩擦を受けて、東南アジアにシフトする日本のITベンダーは多いが、私にその考えはない。海外事業は、当面は中国だけで展開する」と話し、中国でのビジネスに強い意気込みを示している。当面の目標は、3年後に売上高3億円の獲得。中国ITベンダーとの協業を基本戦略に達成を目指す。(木村剛士)
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