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WJCFの国際シンポジウム、日本企業の中国進出での課題を議論
2013/06/05 18:34
また、WJCF事務局長で、中国向け人材サービスや市場調査を手がけるファーイースト・パートナーズの朱偉徳代表取締役は、「中国市場での事業展開に必要なものとは?」をテーマにプレゼンテーションを行った。
朱事務局長は、中国に進出している、もしくは中国進出を考えている日本企業に対して、「中国に限らず、海外に進出した際は現地化が必要だと多くの人がいうが、単純に経営トップを現地人にすればいいということではない。経営をグローバル化したうえで、現地法人の運営システムを現地化することが重要」と指摘。
さらに、「先進国の成熟化市場と新興国の成長化市場の違いを意識し、トップと駐在員の派遣期間は長期スパンで考えるべき。新興国に合わない日本式の人事ローテーション制度はやめたほうがいい」と、現地の事情に合わせた組織運営が必要であることを強調した。
シンポジウムの締めくくりには、全講演者が参加したパネルディスカッションを行い、参加者は熱心に聴講していた。(本多和幸)
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