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IT Week 2013春、3日間で約8万5000人が来場、クラウドやセキュリティなど11の専門展示会が賑わう
2013/05/15 18:31
クラウド・コンピューティングEXPOは、専門展示会のなかでもとくに多くの人で賑わい、クラウドがユーザーの情報システム/システム利用部門、SIerなどにとって避けて通れないテーマになっていることをうかがわせた。
グループウェア大手のネオジャパンは、累計276万以上のユーザーを誇る純国産のウェブグループウェア「desknet's」の後継製品「desknet's NEO」を展示。マルチデバイス対応になって使い勝手が向上したことを実感してもらうために、さまざまなデバイスによるデモコーナーを設けた。IDの統合管理やドキュメント共有など、「desknet's NEO」と連携するパートナーのソリューションも披露。単なるグループウェアから、「グループウェア・アプリケーション・スイート」に進化したことをアピールした。
ラネクシーは、5月30日に発売するバックアップ&ディザスタリカバリ(DR)ソフトウェアの最新版「ShadowProtect 5」と関連製品を紹介した。「ShadowProtect」シリーズは、米ストレージクラフトテクノロジーコーポレーションが開発したもので、イメージバックアップによってダウンタイムを大幅に短縮する。担当者は「市場が飽和状態のなかで、他社との差異化ポイントとして、BCP(事業継続計画)やDR対策としての有効性が来場者に評価されている」と展示の手応えを語った。
情報セキュリティEXPOも、各社最新のソリューションが注目を集めた。エムオーテックスは、ネットワークセキュリティ統合管理ツール「LanScope Cat7」とモバイルデバイスマネジメントツールの「LanScope An」をメインに展示。「LanScope Cat7」は、旧バージョンから多言語対応と仮想化対応を強化した。パートナーと連携してVDI(デスクトップ仮想化インフラ)の環境づくりを進め、ユーザーニーズに応えていく姿勢などをPRした。また、低コストで導入できるクラウド製品「LanScope An」は、「『Cat』シリーズのノウハウを生かして、各デバイスのログを取ることができるのが特徴」(担当者)で、関心を示すユーザーが多かったという。(本多和幸)
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