ニュース
IIJ、世界進出を支援するクラウドを訴求、国内最大規模のITイベントで
2013/05/09 18:31
グローバル事業本部グローバル統括部の清水博部長(マーケティング担当)は、世界に進出するユーザー企業が抱えるITの課題と、IIJが提供する解決策を語った。清水部長は、まずユーザーが抱える課題について触れ、「海外に進出する企業の経営者は、日本の情報システムよりもスピーディで安く、効率的に海外拠点のシステムをつくってほしいと思っている。情報システム管理者は、その要望に応えていかなければならない。例えば『半年後にミャンマーに進出するから、それまでに必要なITインフラを用意しておけ』と経営陣から言われることも考えられる」として、海外拠点のシステム構築・運用では「スピード」「安価」「効率」がキーワードになると訴えた。
そのうえで、解決策を明示。「海外拠点のシステムの利用形態はクラウドが最適」と強調し、IIJのクラウドサービスについて「AT&Tのアウトソーシングサービス事業を継承したことによるグローバルサービスのノウハウと、世界6か国10都市をカバーするサービス基盤がある」と、強固なインフラとスキルが強みであるとした。
パートナー企業との協業体制にも触れ、「海外拠点のシステムで欠かせないのがERP(統合基幹業務システム)。IIJは、海外でも実績がある大手ERPベンダーと組んで、IIJのクラウド基盤で他社のERPを稼働できる体制を敷いている。ERPシステムを海外ですぐに稼働させたいという要望に、さまざまな国で応えることができる」と語った。
ブースでは、講演だけでなく、IIJのさまざまなクラウドサービスを展示しているほか、協業するERPベンダーの製品・サービスも紹介。パートナーの製品・サービスと組み合わせたIIJのグローバルクラウドサービスを提案している。
- 1
関連記事
アクセスブライトとIIJ、中国市場でのソーシャルゲーム配信支援事業で協業
IIJ、IIJエクスレイヤ英国法人の資本を増強、欧州ビジネスを拡大
IIJがトップ交代、新社長に勝栄二郎特別顧問を内定、鈴木社長は会長兼CEOに
<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>中国で日本ベンダーのIaaSを選択 独自のゲートウェイで「南北問題」を解決
IIJ 中国でクラウドを開始 「南北問題」の解決で差異化を図る