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モバイルアイアン、大企業中心にBYOD向けMDM市場を拡大
2013/05/02 18:31
モバイルアイアンは、iOSとアンドロイドOSのMDM(モバイル端末管理)で世界1位のシェアをもつ。2年前に日本に進出して順調に実績を伸ばしており、グローバルでの管理端末台数300万台のうち、5~7%を日本のユーザーが占める。
技術の特徴は、「BYODで企業が各端末に配布するアプリケーションをコンテナ化できること」(柳下幹生VP of Sales,APAC & Japan)だという。モバイルアイアンのセキュリティプラットフォーム上でコンテナ化されたアプリには、認証・認可、アクセス制限、暗号化、アプリケーションの使用状況のモニタリングといった機能を一括で付加でき、個人端末でのコピー&ペーストやアプリケーション間通信も制御することで情報漏洩を防止する。
さらに、アプリと企業のバックエンドのリソースを接続するゲートウェイ「モバイルアイアンSentry」によって、従来のデバイス単位ではなく、アプリ単位でVPNを設定できる。
柳下氏は「スマートデバイス利用における情報漏洩のリスクを解決し、他社のMDM製品とは区別できるソリューションを展開している」と、技術のメリットを強調する。今後、同社のプラットフォーム上に実装できるアプリの拡充を図り、「パートナーと協力して、ユーザーのニーズに応えるソリューションをアップデートし続けていく」(柳下氏)としている。(本多和幸)
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