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日立システムズとSunway Technology、マレーシアの合弁会社が営業を開始
2013/04/18 18:31
Hitachi Sunway Information Systemsは、東南アジアでの事業を強化している日立システムズが、初めて東南アジアに設立した合弁会社。2013年内にベトナムにも子会社を設立する予定だ。Hitachi Sunway Information Systemsグループは、両社の強みを融合して、東南アジアで急速に高まるITサービスのニーズに対応していく。
日立システムズが得意とするITインフラやネットワークの構築・運用・監視、データセンターの運用や、仮想化・クラウドサービス、セキュリティなどの技術と、Sunway Technologyが得意とするPLM(Product Lifecycle Management)、ERPパッケージの販売・導入や仮想化ソリューションなどを融合。東南アジア各国の現地企業と東南アジアに進出している日系企業に、最適なかたちでITサービスを提供する。
日立システムズは、日立製作所のアジア地域統括法人である日立アジア社内に昨年設立した事業部門、IT Management Groupとともに、Hitachi Sunway Information Systemsグループの事業拠点を活用し、日系企業をサポートするグローバルITサービス「GNEXT」の強化を図る。今後、Hitachi Sunway Information Systemsグループを通じて東南アジア各国に、各種商品・サービスを提供し、顧客サポートを強化する。
提供を検討する商品としては、企業内・企業間データ連携ミドルウェア「HULFT」、タイで日立アジア(タイランド)と連携して提供しているクラウドサービス「Caliver」、中堅・中小規模企業向けERPのクラウドサービス「SAP Business One OnDemand」、米マイクロソフトの中堅企業をターゲットとしたERP製品「Microsoft Dynamics AX」、省スペース・低消費電力でデータセンター機能を利用することができるマイクロデータセンターなどを予定している。
Hitachi Sunway Information Systemsは、東南アジアでトップクラスのITサービス企業になるためにグループの販売・サービス提供体制を強化し、日立アジアをはじめとする東南アジアの日立グループ各社や、Sunway Technologyとも連携して、15年度に売上40億円の達成を目指す。
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