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IIJがトップ交代、新社長に勝栄二郎特別顧問を内定、鈴木社長は会長兼CEOに
2013/03/29 18:30
IIJの創業社長である鈴木氏は、新組織で引き続き事業全体を統括し、技術開発分野を主管する。一方、前財務省事務次官で2012年11月に入社した勝氏は、事業拡大のための戦略を練り、対外交渉と事業執行運営を所管する。「二人三脚の体制」(鈴木社長)を整え、事業の拡大を図る。
鈴木社長は勝氏について「国際派で、政治を含めてあらゆる分野で幅広い人脈をもつ。海外事業の拡大や新規サービスの展開にあたって、勝さんの腕に期待している」と評価。後継者を考え、2年ほど前から勝氏に着目していたという。技術者ではない人物を技術会社のトップに置くことによって、技術を社会のニーズとつなぎ合わせるサービス展開を狙う。
3月28日に開いた記者会見で、勝氏は「技術力の高さとお客様の信頼というIIJの二つの強みを大切にして、これまで築いてきた人脈を生かしながらビジネスの拡大に取り組みたい」と述べた。(ゼンフ ミシャ)
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