ニュース
Prezi 日本事業を本格立ち上げ 文教市場に着眼、販社獲得へ
2013/03/28 18:30
週刊BCN 2013年03月25日vol.1474掲載
エバンジェリスト
日本担当の奥田恵代エバンジェリストは、「ズーム機能によって資料に奥行き感が出る。右左と上下の拡張しかできない従来の資料作成ツールに対して、Preziでは情報を直感的に把握することができる」と訴求する。フリーミアムのビジネスモデルを採用しており、無料版のほか、クローズド環境でのデータ作成・共有ができる有料版を用意している。
Preziは、2009年にハンガリーで創業。その後、本社を米サンフランシスコに移し、現在は米国を事業の運営ベースとして、グローバルでのビジネス展開に取り組んでいる。2012年末にPreziの日本語版を投入し、ダウンロード販売で展開している。しかし、「ユーザーが急増している韓国などほかのアジア諸国と比べて、日本ではなかなかユーザーが伸びない」(奥田エバンジェリスト)というように、ビジネスの本格立ち上げが遅れている。
そんな状況にあって、Preziは販売網の構築に注力している。iPhoneやiPadなどモバイル端末での使用を想定していることから、モバイル端末の販売を手がける事業者に「ついでにPreziも提案してもらう」という販売モデルを進めていく。さらに、学校の教育現場でもPreziを活用することができると判断した。文教市場に強い販社の獲得に動いている。
奥田エバンジェリストは、「Preziの日本ならではの使い方を考え、販売パートナーとともにビジネスを拡大したい」と意気込んでいる。(ゼンフ ミシャ)
- 1
関連記事
<市場講座 数字で読み解くIT市場のツボ>アナリストが読む「教育ICTハードウェア」 デジタル教科書への移行が商機
<文教市場特集>公務用と学習向けソフトの整備が急 学校環境に適した製品が重要に
エクセルソフト、PowerPointで作成したコンテンツをHTML5形式に変換するツール