NEC（遠藤信博社長）は、モノクロページプリンタ「MultiWriter（マルチライター）」のA4対応モデル「5500」「5500P」「5300」の3機種を発売した。

　印字速度を従来機比約2倍の45ページ/分に向上し、ファーストプリント時間を約5秒に短縮。また、従来機の特徴であるA4用紙一束（500枚）単位でトレイにセットできる利便性を継承するとともに、最大給紙容量をオプションのトレイモジュール3段増設時で2350枚に拡張した。

　サイズは、狭いスペースへの設置を考慮し、底面積を幅40×奥行き40cmに収め、病院や診療所、小売業等の窓口業務、倉庫業務など、狭いスペースで印刷量の多い業務での利用に最適となっている。

　「MultiWriter 5500P」は、「5500」の性能に加え、Adobe PostScript 3に標準対応。合わせて、従来機では30ページ/分だった印刷速度を35ページ/分に向上した「MultiWriter 5300」もラインアップした。

　税別価格は、「MultiWriter 5500」が9万8000円、「5500P」が15万8000円、「5300」が5万9800円。「5500」と「5500P」は3月26日に、「5300」は5月8日に出荷を開始する。NECは、新製品3機種合計で年間2万台の販売を目標としている。