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NEC、バックアップストレージの新製品、膨大なデータを高速格納
2013/03/15 18:31
「iStorage HSシリーズ」は、NEC独自のグリッド・ストレージ技術を生かしたシステムの柔軟な拡張性、重複排除技術による高いデータ圧縮性、分散冗長配置技術による高い信頼性を備えるバックアップストレージ。基幹システムやビッグデータ活用などのデータの高速格納・長期保管が求められるシステムに最適だ。
新製品は、最小構成1ノードから最大60ノードまで、柔軟な拡張構成のスケールアウトモデル「iStorage HS8-40」と、1ノード構成で導入コストを抑えたシングルノードモデル「iStorage HS3-40」の2モデル。最新CPUの搭載や、NEC独自のマルチコアCPUに対する最適な分散処理設計によって、従来機比で最大2倍の処理性能を実現した。
従来機で別ノードに搭載していた通信・データ圧縮処理機能とデータ保管機能を一つのノード(ハイブリッドノード)に搭載することで、従来機が最小3ノードからの構成だったものを最小1ノードからにした。さらに、搭載するディスクドライブ容量を従来の1TBから4TBに拡大した。システム拡張に合わせた性能や容量に応じてノードを増設できるようにしており、最大の60ノードでは、従来機比5倍の論理容量37.4PB(物理容量2.8PB)を実現する。
税別価格は、「iStorage HS8-40」(12TB)が900万円から、「iStorage HS3-40」(8TB)が298万円から。出荷は4月26日の予定。
なお、災害対策やBCPへの対応として、遠隔地バックアップを検討する顧客向けに、NECのデータセンター(DC)を利用した「遠隔バックアップサービス」を月額料金9万円(7TB)からという業界最安値水準で提供する。
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