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ソフトバンクBB Office 365を中核にクラウドを拡充 パートナーと共同でSMBを攻める
2013/02/28 18:26
週刊BCN 2013年02月25日vol.1470掲載
統括部長
中堅・中小企業(SMB)やSOHOを対象とする。これら企業に対して安価なクラウドサービスの環境を整備し、IT利活用を充実する。ユーザー企業は、付加価値サービスを比較して選ぶことができるが、国内企業の場合は、パートナーベンダーの支援を受けなければ導入が難しいため、クラウドサービスの卸販売の形式をとる。
クラウドサービスは、ソフトバンクBBとユーザー企業の直接契約になる。同社と販売契約するパートナーは、同社経由でクラウドサービスを販売すると、サブスクリプション(期間単位の契約料)で得られる月額料金の一部が支給される。
ただ、「SMBとSOHOを対象にしたクラウドサービスで儲けることはできない」(本多部長)とみている。法人利用のiPad向けなどで実績のある仮想デスクトップやモバイルデバイス管理(MDM)、メールアーカイブ、またパソコン、通信回線、導入サポートなどを加え、「売りやすいサービスをクロスセルすることで、1案件を大きくすることができる」(同)と、パートナーのクラウド・ビジネスの拡大に貢献するかたちをつくり上げる。(谷畑良胤)
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