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「NetEvents 2013 APAC Press Summit」がタイで開幕、基調講演でONFがSDNをアピール
2013/02/20 18:26
冒頭、ネットワーク機器をソフトウェアで一括制御する「SDN(ソフトウェア・デファインド・ネットワーク)」のメリットについて、SDNを推進する非営利団体「ONF(オープン・ネットワーキング・ファウンデーション)」のリック・バウアー技術担当マネージングディレクターが基調講演を行った。
SDNは、ネットワーク機器をそれぞれ制御するのではなく、ソフトウェアによってネットワーク全体を一括制御して管理を容易にする。仮想化環境など、複雑化したシステムのユーザー企業によるネットワーク管理や、キャリアなどサービスプロバイダによるクラウドサービスを提供するネットワーク構築などで注目を集めつつある。
バウアー ディレクターは、「クラウドサービスプロバイダは、SDNをベースにした戦略を立てなければならない。またユーザー企業は、プライベートクラウドや仮想化システムを導入する際に、レガシーネットワークと簡単に共有できる単位で新しいネットワークを構築しなければならない」と指摘したうえで、「SDNの一番の利点は、各メーカーの新製品を待たなくてもネットワークを柔軟に構築でき、しかもレガシーネットワークを含めて統合的に管理できること」とアピールした。(佐相彰彦)
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