ニュース
F5ネットワークス、ADCのラインアップ拡充、セキュリティで新製品も
2013/02/19 18:26
ブレード搭載型シャーシを採用し、システムをシームレスに拡張できるハイエンドADC「VIPRION」シリーズの新製品「VIPRION 4800」は、大企業やインターネット・サービス・プロバイダ向けに提供する新たなフラッグシップ製品。レイヤ7で2000万/秒以上のリクエスト処理能力と、160GbpsのSSLバルク・スループットを実現した。
「BIG-IP」シリーズは、エントリモデルの「BIG-IP 2000s」「BIG-IP 2200s」と、シリーズのハイエンドモデル「BIG-IP 10200v」を発売する。昨年11月にはミッドレンジモデルの「BIG-IP 4200v」も発表しており、エントリモデルからハイエンドモデルまで、全クラスでDC電源装備と電力冗長化を実現した。また、「BIG-IP 2000s」「BIG-IP 2200s」は、エントリモデルでは業界初の10Gインターフェースを実装した。
「BIG-IP」シリーズは、仮想アプライアンスも強化。最大3Gbpsのスループットを備え、VMware vCloud Suite、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、KVMなど、幅広い仮想化環境に対応する。
税抜価格は、最小単位で「VIPRION 4800」が3145万円。「BIG-IP 2000s」が299万円、「BIG-IP 2200s」が476万円、「BIG-IP 10200v」が1615万円。
セキュリティ製品「BIG-IP Advanced Firewall Manager」は、フルプロキシのアーキテクチャをベースに、セキュリティ機能を高めたネットワーク・ファイアウォール。アプリケーションサーバーを外部からのDoS攻撃や急激なトラフィック増加から守る。価格は170万円からで、仮想アプライアンス版は128万円。
アリイ・ヒロシ社長は「ADCの新ラインアップは、エントリからフラッグシップまで、業界内で最高のパフォーマンスを誇る。また、新たなセキュリティソリューションは、ハイパフォーマンスと最高レベルのセキュリティを両立している」と製品をアピールした。(本多和幸)
- 1
関連記事
F5とアイキューブドシステムズ、「BIG-IP APM」と「CLOMO MDM」の連携を検証
<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>Platform ID 統合型で運用・管理の負荷を削減 「障害予報」を作成して上司にメリットを訴求
トップ2社のシェア争いが激化 セキュリティを訴求してロードバランサを伸ばす
ネットワンシステムズ、KDDI「au Cloud」のサービス基盤を構築、F5のADCを活用
F5とJS3、建設事業のフジタに業務システムへのリモートアクセス認証を納入