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理想科学工業 ビジネスIJプリンタの新シリーズ 超高速の印刷速度
2013/02/14 18:26
週刊BCN 2013年02月11日vol.1468掲載
理想科学工業が1月に発売した「ORPHIS EXシリーズ」のラインアップは、「EX9050」「EX9000」「EX7250」「EX7200」の4機種。
ハイエンドモデルの「EX9050」と「EX9000」は、A4判普通紙の片面プリントで毎分150枚、両面プリントでは毎分75枚の高速出力を実現した。「EX7250」と「EX7200」は、片面を毎分120枚、両面を毎分60枚プリントすることができる。
「ORPHIS EXシリーズ」全体では、フルカラー1枚あたり1.56円、モノクロは0.53円とプリントコストを低減。さらに、速乾性が高く、印刷紙の表面に定着しやすい新インクを搭載し、両面プリント時の仕上がり品質を高めた。また、用紙搬送機構の安定性を高めて、薄紙や封筒などの厚い紙をスムーズに通紙することができるようにした。
オプションのラインアップも拡充し、ユーザーの幅広い用途に対応している。例えば、大量プリント時の給排紙の手間を軽減する「OR大容量給紙/排紙ユニット」や、全自動でくるみ製本ができる「ORくるみ製本フィニッシャー」、プリント後の三つ折り加工から封入・封かんまでをワンストップで実行できる「ORメーリングフィニッシャー」を追加。企業内で多様化する内製化のニーズに応えた。
税別価格は、「EX9050」が380万円、「EX9000」が280万円、「EX7250」が330万円、「EX7200」が230万円。オプションは、「OR大容量給紙ユニット」が60万円で、「OR大容量排紙ユニット」が85万円、「ORくるみ製本フィニッシャー」が330万円、「ORメーリングフィニッシャー」が290万円。理想科学工業では、「ORPHIS EXシリーズ」全体で、年間3000台の販売を目標としている。(真鍋武)
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