ニュース

ワイ・イー・データ、クラウド対応のデータ復旧サービスをスタート

2013/01/24 18:26

 ワイ・イー・データ(濱田兼幸社長)は、「仮想化HDDリモートデータ復旧サービス」を1月28日に開始する。障害を起こしたハードディスクドライブ(HDD)を外部に持ち出すことなく、遠隔操作でデータを復旧するサービスで、仮想化したクラウド環境に対応する。

 データ復旧を依頼する場合、これまではHDDなどの障害を起こしたデバイスをデータ復旧会社に送ってデータを取り出すのが一般的な方法だった。しかし、仮想化したクラウド環境の普及によって仮想ドライブ(仮想化されたHDD)が増えたことや、またユーザー企業のセキュリティポリシーで壊れたHDDを物理的に社外に持ち出せないケースも少なくないことから、リモートデータ復旧サービスの提供に踏み切った。 

仮想化HDDリモートデータ復旧サービス

 ワイ・イー・データは、1994年に米オントラック社と技術提携し、日本で初めてデータ復旧サービスを手がけた老舗ベンダー。濱田兼幸社長は、データ復旧会社などで構成する日本データ復旧協会の理事長を務めている。(安藤章司)
  • 1

関連記事

データサルベージコーポレーション データ復旧サービスを製品化 本業のノウハウを生かす

<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>データ復旧サービス 堅調な伸び示す復旧依頼 データの絶対量の増加が背景に

データ復旧 復旧依頼件数の増加傾向が続く 新デバイスや暗号への対策で課題も

データ復旧の最後の砦

日本データ復旧協会、2011年のHDDのデータ復旧件数は前年比15%増、今年は微減と予測

外部リンク

ワイ・イー・データ=http://www.yedata.co.jp/