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富士通、新UNIXサーバ「SPARC M10」を発売、ビジネス用途で世界最速
2013/01/21 18:26
1サーバーあたりの搭載プロセッサは最大64CPU/1024コアで、科学技術計算用途のコンピュータを除いたビジネス用途サーバーとしては世界最高スペックのスケーラビリティを誇るとともに、プロセッサコア単位で増強する柔軟な運用・拡張性を確保した。UNIXサーバーでありながら、メインフレームクラスに相当する高い信頼性とシステムの安定稼働を実現する。
豊木則行執行役員常務システムプロダクト部門長は、「ヒューマンセントリック(人間中心)の知的創造、行動を支援するプラットフォームに仕上げた」として、非定型データをリアルタイムで分析するなど、「ビックデータ特有の多様なワークロードに対応するIT基盤として販売に弾みをつける」と話した。また、「技術提携先であるOracle社とより密に連携して、UNIX市場の最大のライバルであるIBMやHPを打ち破ってきたい」とした。
事前の評価用ベータ機の貸出しに対する引き合いは、「すでに100件をこえる商談が進行中」(統合商品戦略本部の佐々木一名本部長代理)と、販売への手応えは上々。貸出機ベースでユーザーのDWH(データウェアハウス)業務の平均レスポンスを実測したところ、従来機より大幅に速い処理速度を記録するなど、ユーザーの本番環境での効果検証も進んでいるという。(安藤章司)
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