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富士通、愛犬用歩数計「わんダント」を活用したペットの健康管理クラウドサービスを発表
2012/11/27 20:11
「わんダント」は、愛犬の首輪に装着することで、「歩数」「震え」「温度変化」を10分単位で自動に測定する歩数計。16gと軽量で、愛犬に負担をかけない。測定したデータは14日分まで蓄積することができる。からだの動きを推定する富士通研究所の「動作推定技術」をベースに開発した。
蓄積したデータは、Felica通信によって、スマートフォンやパソコンに近づけるだけで自動でクラウド上にアップロード。専用のウェブサイトを通じて、グラフで愛犬の活動状態を把握することができる。さらに、ウェブサイトには、食事やフンの状態、その日の体調などを記録する日記機能を用意する。
ユビキタスサービス事業本部の寺師和久本部長は、「ペット関連市場は長引く消費低迷の影響で成長率は鈍化しているものの、ペットの高齢化や医療の高度化に伴って、ペット保険が飛躍的に伸長しており、健康管理への意識が高まっている。ICTを活用して、ペットの健康への不安を取り除くために『わんダント』を開発した」と開発の背景を述べた。
「わんダント」とクラウドサービスは、11月28日にスタートする。価格はオープンで、1年分のクラウドサービス利用料を含めて提供する。2年目以降の利用料は月額420円を予定している。2015年度末までにサービス利用40万IDの獲得を目指す。
13年1月からは、ペット保険などを手がけるアニコム ホールディングス(小森伸昭社長)、日本獣医生命科学大学の左向敏紀教授と協力してペットの行動と健康に関する共同研究を行い、「わんダント」の機能・サービスを拡充していく。(真鍋武)
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