ニュース

インターコム、GUTPが実施するIEEE1888関連装置の相互接続試験に成功

2012/11/27 20:11

 インターコム(高橋啓介)は、東京大学(濱田純一総長)が中心となって活動するIEEE1888技術を用いた省エネプロジェクト「東大グリーンICTプロジェクト」(GUTP、江崎浩代表)が11月17・18日に実施したIEEE1888対応機器の相互接続試験に参加したと発表した。同社は、現在開発中のIEEE1888ゲートウェイ装置「IEEE1888 MaLion GW(仮称)」をこの試験に提供した。

 GUTPの相互接続試験には、12の企業・大学が開発した約30種類のIEEE1888通信機器と周辺装置を使用。インターコムの「IEEE1888 MaLion GW」は、情報漏えい対策と資産管理のツール「MaLion」で収集したパソコンや複合機などのIT機器のログと、環境センサで収集した電力・温度・湿度・二酸化炭素の運用ログを、クラウド上のIEEE1888システムに格納する装置。インターコムは、IEEE1888システムに格納したこれらのログデータをもとに、各IT機器の消費電力量を可視化するアプリケーションソフトも提供している。

 相互接続試験では、「IEEE1888 MaLion GW」が他装置と接続・通信を行うことができることを確認した。今後は「IEEE1888 MaLion GW」の商品化に加え、クラウド上のIEEE1888システムに格納したログデータのクロス分析の手法を発展させ、消費電力量をはじめとするさまざまな省エネ情報を可視化するアプリケーションを開発・商品化する。
  • 1

関連記事

インターコム、情報漏えいと資産管理のクラウドサービス「MaLion Cloud」

インターコム、インテック、サトーの3社、流通BMS向けのデータ共通化クラウドサービスを共同で開発

インターコムとウイングアーク、帳票運用ソリューションの拡販で協業

インターコム、パソコン向け節電支援ソフト、HDDの故障監視機能などを搭載

インターコムとアイ・オー・データ機器、データ活用ソリューション展開で協業、IT資産管理ツールとNASを連携

外部リンク

インターコム=http://www.intercom.co.jp/

「東大グリーンICTプロジェクト」=http://www.gutp.jp/