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日立製作所とBS-TBS、日立音声SNS「talkfield」の実用化に向けてトライアルサービスを開始

2012/11/07 18:26

 日立製作所(中西宏明社長)とBS-TBS(平本和生社長)は、11月6日、日立音声SNS「talkfield(トークフィールド)」の実用化に向けて、新サービスの創出や事業モデルの開発、市場開拓に関する業務提携を締結したと発表した。

サービス概要図

 日立音声SNS「talkfield」は、スマートフォン専用アプリを通じて投稿した音声メッセージをユーザーが共有できるソーシャルサービス。気の合う仲間で作る「コミュニティ」、大切な人と語り合う「プライベート」、みんなに伝える「パブリック」の三つのフィールドを提供する。「~15秒にあふれる想いを込めて、声で伝えるSNS~」をコンセプトに日立が開発した。日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のサービス提供拠点「Harmonious Cloudセンタ」から提供するSaaS(Software as a Service)型のサービスで、メディアや社会インフラ関連などの企業や公共分野など、幅広いユーザーのニーズに合わせて柔軟なシステム構成やサービス内容で提供できる。

 日立とBS-TBSは、業務提携の第一弾として、11月6日から2013年1月10日までの約2か月間、スマートフォンユーザーを対象に「talkfield」のトライアルサービスを提供。音声SNSを用いた新サービスの創出に向けた評価・検証を共同で行う。BS-TBSは、「talkfield」のSNS事業者、ウェブサービス企業などに向けた新事業モデルとしてのサービスの創造、開発の検討を進める。日立は、「talkfield」のサービス内容とマーケットニーズの検証を行い、本格的なサービス開始に向けて準備を進めるとともに、企業や社会インフラ、自治体や教育、医療などの公共分野でも幅広く適用できるサービスとして、パートナー企業の開拓と導入を進める。

左から、丹羽 多聞アンドリウBS-TBS制作局事業部長統括プロデューサー、矢口真里さん、日立製作所情報・通信システム社の和田宏行通信ネットワーク事業部事業部長

 スマートフォンユーザーは、「talkfield」のトライアル参加者からの「友達招待」によって、「talkfield」に参加することができる。対象機種は、iOS 5以降搭載のiPhone 5/4S/4で、利用中のiPhoneに、日立が提供するiOSアプリをApp Storeからダウンロードすることで、期間終了までの約2か月間「talkfield」が利用できる。Android端末は、今後対応する。

 また、芸能プロダクションのアップフロントエージェンシーの協力を得て、タレントの矢口真里さんのファンクラブでも「talkfield」のトライアルサービスを実施。タレントの生の声を伝え、ファンとの交流をさらに高める取り組みとして「talkfield」を活用する。矢口さんのファンクラブ「M-line club」会員は、「友達招待」なしで参加することができる。
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外部リンク

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/

BS-TBS=http://www.bs-tbs.co.jp/