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パシフィックビジネスコンサルティング、「Dynamics NAV 2013」の日本版・中国版・香港版
2012/11/06 18:26
Dynamics NAV 2013」は、データへのアクセス手段として、新たにウェブクライアントとSharePointクライアントを導入。ウェブクライアントによってブラウザ経由で「Dynamics NAV」のデータにアクセスできるほか、SharePointサイトを構築することもできる。レコードのバックグラウンド転記機能の追加や分析コードのレコード保持設計の改善で、システムのパフォーマンスが大きく向上した。
これらのほか、原価管理機能やキャッシュフロー予測機能の追加をはじめ、商品在庫状況のビジュアル化やレポーティング機能、グラフ化機能の拡張などを行った。ユーザーインターフェースは、よりOffice製品に近づいたリボンデザインを採用。ExcelやLyncを含むOffice 365シリーズ、One Note、Dynamics CRMなど、他のマイクロソフト製品との連携も強化した。
クラウド基盤のWindows Azure上で動作する最初の「Dynamics ERP」となることが決まっており、マイクロソフトが提供するクラウドサービスも利用できるようになる予定だ。
「Dynamics NAV」の日本版・中国版・香港版は、PBCが日本、中国、香港の商習慣に合わせた機能を追加し、各国の言語で提供する。セキュリティ、ワークフロー、IFRS対応の機能を実装する。これまで市場にリリースしてきた製造・小売・貿易・保守メンテナンスの4業種に対する業種別ソリューションを「Dynamics NAV 2013」でも順次開発して提供する。本社、国内外の子会社・関連会社のシステム統合や、IFRS適用が課題となっている企業に対して販売を進める。
価格は、10ユーザーの場合、3ユーザーライセンスを含んだ「Dynamics NAV基本機能パック」が42万円、追加7ユーザーの「Dynamics NAVユーザーライセンス」が175万円(25万円×7)、「日本対応機能(Basic)」が100万円の合計317万円。(信澤健太)
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